

甲南女子中学校・高等学校 キャラクター
WAKOちゃん
知性と品格を身につけ、前を向いて、自分の足でしっかりと歩いていく。そんな芯の通った女性となってほしいとの思いを込め、生徒たちの自主性を象徴する和光会(生徒会)から名づけました。
英米流の自由主義思想に基づく、新しい創造教育の実践をめざして大正9年(1920)4月に誕生した甲南女子。
目標は「豊かな教養を身につけ、すぐれた品性を備えた一人の女性として成長する」こと。
100年を迎える今も、先輩たちに続け!とばかりにきらきら輝く未来へとつながる毎日がひろがっています。

校舎
創立者以来、甲南の地で生まれた甲南女子の女子教育。1度の移転と幾度の建て替えを経て、変わらぬ穏やかな声が響き渡ります。

甲南高等女学校(現 甲南女子中・高等学校初代校舎
防風林と石垣に守られた美しい校舎。豊かな教養を身につけるための教育が行われていました。

太平洋戦争により校舎を消失。同窓生によるバザー開催などの資金調達により、戦後間もなく木造のモダンな新校舎が竣工しました。

旧校舎にお別れの挨拶をして、新校舎に向けてみんなで行進。

短期大学設置に伴い、現在の場所に校舎を移転。設計は村野藤吾氏によるもの。

「光と風と緑の学び舎」をテーマとした新校舎。アトリウムを中心に全校生徒がつながる毎日がひろがっています。

校訓制定
<校訓>清く 正しく 優しく 強く
「知・仁・勇」の三徳と、「真・善・美」の精神的価値に、高潔・崇高・品位を意味する「清く」を加えた、100年受け継がれる甲南女子中高の精神です。
甲南女子学園
- 甲南女子中学校
- 甲南女子高等学校
- 甲南女子大学
- 甲南女子大学院
品位、個性、創造性を育み、
「まことの人間をつくり」甲南女子の学びの原点。
建学の精神 | まことの人間をつくる |
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本校の教育理念 |
[学校の使命] 建学の理念を基盤に、知性と品格を備え、人生や社会に対して前向きに取り組む自立した女性を育成する。 |
教育方針 |
全人教育知・徳・体の円満な発達をはかり、人格第一の教育に徹し、誠実にして気品ある女性を育成する。 個性尊重個性を尊重して、それぞれ天賦の資質を豊に伸ばす。 自学創造自学創造の学習態度を養い、真の知識技能を体得させる。 |
校歌
校歌制定
明治天皇の御製と照憲皇太后の御歌から成った第一校歌。
「人の心のまこと」を歌う校歌は、いまも変わることなく歌い継がれています。
在校生がつくる第二校歌
毎年最上級学年の生徒たちが作詞・作曲したものの中から一編を選出。毎週火曜日の全校朝礼で合唱します。
校章
「清く 正しく 優しく 強く」の校訓を象徴した校章。甲南の「甲」をマーク化したものを星形六角形の中央に置き、内側の白は白雪の清らかさを、正六角形は正しさを、クローバーは優しさを、そして周りの緑に松を描き、風雪に耐える強さを表しています。


和光会スタート

現在

甲南女子生徒かいの名称で老子の「光を和らげ、塵を同じくす」から借用。各学年の生徒たちが集まり、さまざまな学校生活を自分たちで運営しています。

制服制定

最初は生徒各自の判断でいろいろなセーラー服を着用。昭和10年代には現在と同じ形に統一されました。


ファミリアバッグ
卒業生が立ち上げた人気の「ファミリア」のち特注品。
甲南女子の補助カバンです。

部活動
課外活動として弓道と薙刀を設置。
戦後学芸部と運動部が設置され、多くの部活動が発足しました。

オリンピック出場
OGのオリンピック出場の足跡
- 1956
- メルボルンオリンピック〈高飛び込み〉
- 1960
- スコーバレーオリンピック〈フィギュアスケート〉
- 1964
- 東京オリンピック〈高飛び込み〉
- 1976
- インスブルックオリンピック〈フィギュアスケート〉
- 1992
- バルセロナオリンピック〈アーチェリー〉
- 2012
- ロンドンオリンピック〈馬術障害飛越〉
- 2016
- リオデジャネイロオリンピック〈馬術障害飛越〉
- 2018
- ブエノスアイレスユースロオリンピック〈アーチェリー〉



Konan Girl's Festival
学芸会・文化祭、体育大会をまるごと楽しむ甲南女子の一大イベント。
和光会が中心となり、学年の壁を越えて自分たちで思い出をつくりあげていきます。

第1回 文化祭
それまで行われていた「研究発表会」によりテーマを持たせた「文化祭」をスタート。和光会で決められたその年のテーマに沿って活動を展開。
第1回 体育大会

団の応援
体育大会は全学年を赤団、白団、黄団、緑団に四等分。6年間同じ団で団旗や応援歌をつくり、学年の壁を超えて競技します。

修学旅行

1982年 当時
5年生(旧制)の生徒が汽車に乗り、九州一周の旅を行いました。

2018年修学旅行
沖縄修学旅行で平和記念資料館やひめゆりの塔を訪問し、戦争について学習。美ら海水族館や比地大滝トレッキングなど、沖縄の自然や文化に触れました。
聖座
心身を挙げて「まことの人間」になるための行として、式典、全校集会などの場で行われ、清く正しい精神を身につけます。


2コース制に移行
Sアドバンスト・スタンダードコース
目標や学び方の違う2コースを設置。それぞれのスタイルで希望の進路を実現しています。


総合学習

生徒一人ひとりの個性や意欲を高める総合学習。
校外でさまざまなことを体験したり、自分たちで調べたことをプレゼンテーションします。

自学創造学習
現在の新教育に先駆けた自学創造学習。教師本位の教授ではなく、「自ら調べ自ら考える力を養う」ことが目標。その教育精神は、総合学習として現在も息づいています。
外国語教育
ネイティブ教員による授業
イギリス人ナイト女史が先生に。外国人による学校英語教育は当時ほとんどありませんでした。

1980年当時

現在
国際教育
昭和33年に3名の生徒がアメリカへ留学。翌年マサチューセッツ州の学校と姉妹校関係を結び、32名の学生が留学訪問、現在に至るまで多くの学校との交友関係が築かれています。

1969年当時

現在
情報教育
コンピュータの使い方を学ぶCAI教室。いまも時代に合わせた設備と情報リテラシーを育てています。

現在

1994年当時
環境教育
2001、2002年には文部科学省による研究開発校の指定を受けて、その後も積極的に「環境教育」への取り組みを行なっています。

甲南女子の精神はずっと大切に受け継がれ、
時代とともに進化しながら
未来につながっていくんだね!

